有機ELニュース
2016年10月19日 近畿大学【固体状態で円偏光を放つCPL発光体を開発 -- 3D有機ELディスプレイ等の省電力化に期待 】
近畿大学理工学部応用化学科准教授の今井喜胤と大学院生の佐藤琢哉らの研究グループが、らせん状に回転しながら振動する光である円偏光を溶液状態で発光することがすでに知られているビナフチルにケイ素を組み込むことで、固体状態でも円偏光発光する、安定性と実用性の高い発光体の開発に成功した。本件に関する論文が、オランダのエルゼヴィア社が発刊する国際的学術雑誌『Tetrahedron』の電子版に平成28(2016)年9月22日(木)に掲載された。