有機ELニュース
2017年10月12日 【Appleは折り曲げ可能な有機ELディスプレイをLGと共同開発、2020年以降に「フォルダブルiPhone」が登場か】
iPhone XのOLEDパネルの生産を一手に引き受けるSamsungが2018年に折りたためるスマートフォンを発売すると発表して注目を集めており、「Appleもフォルダブル(折りたためる)iPhoneを登場させるのではないか」と注目が集まっています。そんな中、実はAppleはLGと手を組んで折りたたむことが可能なOLEDパネルを開発する体制を整えていることが報じられています。
業界関係者の話として韓国のニュースサイトThe Bellが伝えたところによると、AppleがフォルダブルiPhone開発のパートナーとして選んだのは、サムスン系でiPhone Xのディスプレイを生産している「Samsung Display」ではなく、「LG Display」(LGD)だったことが明らかになっています。その理由については、GalaxyシリーズなどのAndroidスマートフォンを開発・生産しているライバル企業のSamsung Electronicsに情報が漏れることを嫌ったものだとの見方が有力視されています。
複数のディスプレイ業界関係者の話としてThe Bellが伝えたところによると、LGDは近い過去の段階でAppleから折りたたみ可能なOLEDパネルの開発について打診を受け、社内に開発を担当するタスクフォースを設けて対応にあたりはじめたとのこと。また、LGグループの部品会社「LGイノテック」も折りたたみ可能なOLEDパネルに必要なフレキシブルプリント回路基板(FPCB)の開発タスクフォースを設けていることが伝えられています。