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2017年7月8日 【スマホの有機ELパネル採用率は2020年にはほぼ5割に到達 - TrendForceが予測】

 

 市場動向調査企業TrendForceのディスプレイ市場調査部門であるWitsViewは7月3日、「米Appleが今秋発売する予定の新しいiPhoneの一部機種に韓Samsung Display(SDC)製の有機EL(AMOLED)パネルを採用することが報じられて以降、他の韓国および中国のスマートフォン(スマホ)メーカーやパネルメーカーは、積極的に有機ELパネルへの投資を進める動きを見せている。このため、有機ELは近い将来、グローバルなスマホ市場で主流になるのは間違いなく、有機ELパネルのスマホへの搭載率は数量ベースで2020年までにおよそ5割に達する」との予測を発表した。
 SDCは、2015年以来、有機EL市場でのプレゼンス向上を進めることを目指して、生産能力の拡大とともに、親会社であるSamsung Electronics以外の有力顧客を積極的に探してきた。その結果、SDCは、AppleのiPhoneサプライチェーンへと組み入れられ、2017年の秋に発売される予定の新型iPhoneに採用される見通しとなり、まさに画期的な年となるようだ。
 WitsViewの調査ディレクターであるボイス・ファン(Boyce Fan)氏は、「Appleの動きを競合他社は注視している。次世代のiPhoneの仕様が明らかになるにつれて、他のスマホブランドに向けた有機ELディスプレイの供給も加速している。パネルメーカー、特に中国勢は、急速に有機ELの製造能力の増強に意欲を見せている」と述べている。
 

 

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